| 12月26日より2月6日まで10回の稽古を重ね、晴れの発表会を迎えた子供達は、氷点下に冷え込んだ2月11日、ちらつく雪をものともせず元気一杯に金剛能楽堂に集まって来ました。真っ赤な着物を着たこころちゃんとバッタリ入口で会いました。「先生!」大きな声で呼びかけてくれました。「おはよう!頑張ってね!」−とびきり若いエネルギーの息吹きを感じました。
まもなく洛北高校附属中学三年生の皆さんのリハーサルが始まりました。昨年の夏、着付けと日本舞踊の計4時間半の講習を経て、校内の文化祭やオーストラリアの研修旅行で発表したものを、2月7日、8日の二日間復習をして、舞台発表をしていただくことになりました。その時には二人の欠席者があり心配でしたが、当日は全員揃った上におどりもバッチリそろっていました。若いって素晴らしいですね。すぐに覚えられるんですねー脳細胞が退化傾向にある私はみんなが羨ましいです。K先生やY先生がとてもご熱心で、生徒さんにも私達にもよくして下さるので感謝感謝です。日々のスケジュールが詰まっていて忙しい中から、積極的に参加して下さった生徒の皆さん有難うございます。
次は京都文化日本語学校の生徒さんーアメリカ。スウェーデン・オランダからの留学生の方々で「祇園小唄」を踊っていただきました。学校に「文化の日」というのがあり、その時に日本舞踊を体験していただき、2月2日と9日に再度練習しました。オランダから来たという男子学生があまり上手なので聞いてみると「オランダでは木靴をはいているから上手なんですよ!」と茶目っけたっぷりな返事をかえしてくれました。本当に上手でした。
そして最後に18人の子供達のリハーサルをしました。今年は練習の後半で、舞台に出る前の並び方も十分に練習しておきましたので、リハーサルが順調に進みました。練習とはうってかわって真剣そのものの子供達―着物も髪型も可愛い!−舞台がとても華やかでした。リハーサル後、それぞれグループ毎に記念撮影をし、皆勤賞を授与しました。まりちゃん・あやちゃん・りなちゃん・あすかちゃん・ゆづきちゃん・ことねちゃんー風邪もひかずに毎回出席してくれて有難う。そしてご父兄の皆様、毎回送迎をしていただき、この催しにご協力賜わり有難うございました。
さあさあいよいよ本番!泣いても笑ってもこれで最後!みんな舞台で踊ることを思いっきり楽しんでね!
私は客席最前列でエールを送りました。隣に座っていらっしゃったおかあさまが「本当に一生懸命教えていただき感謝しています。子供も日本舞踊がとても気にいりました」とおっしゃっていただいたので、ちょっとウルウルして、全ての疲れも苦労も吹っ飛んでしまいました。
一番は「娘道成寺」。勿論のことながらみんな落ち着いていました。さすがおねえさん組だなあと安心して観ました。わかなちゃんは偶然にも充の会のすずほちゃんと同じ学校だということで、すずほちゃんは大喜びでした。
「みんなが命をもっている」はこの催しへの参加が2回目、3回目の皆さんで、チームワークもバッチリ!稽古時間を越えて友情の輪が広がっているようで主催者として嬉しいかぎりです。
「桃太郎」は珍しい男の子の兄弟で注目の的でした。ご一家総出の応援の甲斐あって、練習では終始乗り気でなかったはりちゃんも、本番ではたるちゃんと一緒に頑張ってくれたので、お世話をした川崎・松浦先生共々嬉しく、練習時の苦労を忘れてしまう程でした。
「菊づくし」は立っているだけでも可愛いらしい幼稚園や一年生の皆さんで、おじいちゃんやおばあちゃん、おとうさんやおかあさんの笑顔が思い浮かんで、私も思わずニコッとしてしまいました。この中にも、2回目3回目のお友達がいて、その成長をはっきり手に取ることが出来、おっしょさんとしての幸せを感じました。
「絵日傘」は練習時からチームワークがよく、早くから出来上がっていました。着物がとても似合うあやちゃん、しっかりもののこと子ちゃん、優しいゆづきちゃん、マイペースのまのんちゃんの4人の素晴らしいハーモニーでした。
次は「祇園小唄」。アメリカから来た学生が9日に足を怪我したというので、とても心配しましたが、本番ではみんなと一緒に元気に踊ってくれました。男子学生を真中にし、アメリカとスウェーデンの女子学生を両端にして1−3番を踊り分けました。早くDVDを見たいと楽しみにしているようでした。
「三番叟」はY先生手作りの鈴を持ってみんなでよく音楽に合して踊ってくれました。「さくら」は優しい雰囲気で女らしいおどりなので少し照れ気味でしたが、きれいに踊ってくれました。最後の「道成寺」は男の子らしく、元気のよい活気のあるおどりでした。日本舞踊の世界には男性は少ないのですが、やはり女の子にはないエネルギーを感じることが出来、明るい未来を期待させてくれました。
「今年の発表会はとてもよかったね!」とあちこちからお褒めの言葉を頂戴しました。参加して下さった皆さんにとってこの発表会が楽しかった思い出となるよう願っています。そして、いつかやってみたいなあと思う日が来たら是非是非私にご連絡下さいね!首を長くしてお待ちしております。
西川 充
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